宇宙に「終わり」はあるのか ☆☆☆☆
宇宙物理たんbotの紹介でバズっていたので読んでみました。
『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』(吉田伸夫 著)
タイトルからしてワクワクしますし、10の100乗年ってなんだ?ってなりますね。
タイトルにある”宇宙の終わりはあるのか”という問いかけですが、その回答は早々にP5ページで簡潔に書かれていて思わず笑っちゃいました。
Q.宇宙に終わりはあるのか。
A.ある
最初の”はじめに”でタイトルの疑問が解消されちゃってます。
でも、そこからの解説が大変おもしろかった。
大きく分けると本書は3つに章が別れています。(厳密には2つですが敢えて)
- 宇宙が誕生する瞬間から現在に至るまでの過去編
- 生命が誕生した現在
- 宇宙の終わりへの未来編
これらの章を通して、宇宙とは素粒子とは生命とは銀河とはブラックホール等々の説明がされているのですが、全く物理なんて分からない私でも楽しく読めました。
なんとなく分かった気になれます笑
もちろん理解不能部分も多数ありますが、それも含めて宇宙の壮大さとそれを理解している人が存在していることの凄さを感じとれて楽しめます。
この本を読んで宇宙がまだまだ生まれたばかりという事実に驚きつつ、宇宙の広さとこの地球の小ささを想像して、自分の日頃の悩みがものすっごくチッポケだなあと思えました。スケールの違いが半端ない笑
他の方の感想ブログなどを読んでいたら、初心者にオススメという評価が多かったのですが、まさに、私がコレに当てはまりました。
難しいことは分からないけれども宇宙が好きという方にオススメです。