ねこのひとみ

本や映画の内容を忘れないようにする

猫の瞳

2012-01-01から1年間の記事一覧

海賊とよばれた男 ☆☆☆☆

今の日本人にぜひ読んで欲しい一冊。 海賊とよばれた男/百田 直樹 忘れられつつある日本人の心があった小説。 国岡鐵造の店員に向ける言葉、信頼、個人の利益に囚われず日本という国への献身的な姿勢。諦めず、妥協しない信念。 そんな大切な事がこの1冊の…

夜のピクニック ☆☆

うーん。あまり私は好きじゃなかった。 夜のピクニック:恩田陸 高校生にしてはませてるというか、考え方が大人すぎで周囲に対して理解を示しすぎ。 もっと、人間というか、高校生ぐらいって自分勝手で今が楽しくて、どうしようも無くて、何も考えてないんじ…

戦闘妖精・雪風<改> ☆☆☆☆

雪風 彼女に愛情を持つと同時に畏怖を感じる 戦闘妖精・雪風<改>:神林長平 読む前はあらすじから何か電子精霊的なものが出てきて一緒に戦うとかかなーと思ってたけども、全然違ってた。 そんなチープな設定ではなかった。 読んでいくうちに雪風が ”人” の…

プライベート・ライアン ☆☆☆☆☆

戦争、絶対、ダメ。 スティーブン・スピルバーグ監督『プライベート・ライアン』 たった1人の兵士救出のために8人が戦場をゆく。 冒頭の白い十字架が立ち並ぶシーン。 戦争で亡くなった人たちの墓標。 それだけで、涙がでる。 この映画はとにかく徹底して…

グラディエーター ☆☆☆☆☆

妻子を故郷を渇望した剣闘士(グラディエーター)。 彼の死による平穏を見届けた一人の人間となっていた。 リドリー・スコット監督『グラディエーター』 最初と最後の麦畑の歩きながら手で触れて感じるカットが如何にマキシマスが妻子を愛していたのか、故郷…

ダークナイト・ライジング ☆☆☆☆☆

とにかく素晴らしい映画だった。 空気に重みが存在する。 クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト・ライジング』 ゴッサム・シティに悪が再び現れ、それと対等するために引きこもりだったが嬉々としてバットマンに復活しようとするウェイン。 そんなウ…