頭が真っ白になりそうな時さらりと切り返す話し方 ☆☆
この本は会議やプレゼンテーションで質問された時に頭が真っ白にならず即座に切り返して発言をするにはどうすればよいかという内容でした。
実を言うと私は普段の会話や日常で頭が真っ白になった時にどうしたらいいのかが書かれてるのかなぁと思って購入したのでちょっと趣旨が違っており(買う前にちゃんと確認しなさい)、最初の一行目「上司に突っ込まれた時、会議で発言を迫られた時、頭が真っ白になったことがありませんか?」という文章でいきなり突き放されました。
そんな会議に出席した経験ねーよと。笑
なので、企画や運営をゼロから考えたり立案したりするビジネスでバリバリ働く人たちが読む本だなぁと思いつつ読みはじめたのですが、これはビジネスだけじゃなく普段の会話や行動でも使えるポイントもありいくつか為になりました。
結論から言うと、見せかけじゃない内容の伴った自信を持つようにすることです。「物事を深く考え、表面的ではなく、的確にとらえる」ようになれれば良いのです。
ただ、それが出来ていないから頭が真っ白になるし、考えが浅いと言われる。
では、どうすれば良いのか。
この本では以下のことがまず基本的なこととして挙げられていました。「物事を深く考え、表面的ではなく、的確にとらえる」ための基礎づくりのようなものです。
1.何にでも好奇心を持つ
2.好きなことを一つとことん追求する
3.気になったらネットですぐ検索する
4.感心したら人に話す
5.「ゼロ秒思考」のA4メモにも書いておく
6.考えることは楽しい
5の「ゼロ秒思考」はこの著者が書かれた別の本で詳しく書かれているそうですが、ざっくり説明すると、A4用紙に1分間でぱっと思い浮かんだ考えていることについて書くことで頭のなかが整理されるというものらしいです。
それ以外の項目で1〜3は物事を深く考えるための知識を蓄えて4でアウトプットするといったところでしょうか。人はアウトプットすることで知識が定着するので「人に話す」というのは理にかなってますね。ただ、私はそれが苦手なんです。人に説明するということ状況こそが頭が真っ白になる。
まあ、こうやって書いていて思ったのですが、恐らく変なことを言っていないかとかちゃんと伝わってるだろうかとか考え過ぎで頭の思考が躓いてるのかもしれないです。もっと自分が関心したことぐらいラフに伝えよう。
この本でも自分が思っていることを素直に話すことですでに論理的で伝わる内容になっていると書いていました。 それを信じるしかない・・・。
土台作りのあとは、主に会議で質問された時に頭が真っ白にならないようにするための具体的な方法が解説されていました。会議の前に同僚やチームと一緒にプレゼンの事前練習を念入りに行って質問に慣れたり、問題解決への仮定を思考したり、質問された時にきちんとどういった意図の質問かを考え巡らせながらゆっくりと説明したりといった感じでした。
事前準備を入念にして、質問をしっかり聞く。いってみればコミュニケーションとして当たり前のことだと思います。 つまりそれが出来ていない人が多いということ。コミュニケーションは難しい・・・。