ねこのひとみ

本や映画の内容を忘れないようにする

猫の瞳

華竜の宮 ☆☆☆☆☆

作者は海が好きで、海の生き物が好きで、子供の頃にくじらやイルカと一緒に海を泳ぎたい、一緒に暮らしたいと夢を抱いた人だったのかなと思わせる作品でした。

魚と秘密基地を合体させたような魚舟。子供の頃に憧れた自由で雄大に生きていく姿を体現する海上民。そんな子供の夢をカタチにした感じがします。

 

ただ、私が読んでいてワクワクしたのはアシスタント知性体だね!やっぱり!

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暗殺者の正義 ☆☆☆

しばらく放置してました。見事な三日坊主。笑

本を読んではいたのですが、自分の面倒くさがりな性格が前面に出てきて、なかなかアウトプットに至らず・・・。

まあ、こうやってもう一度書き始めることができたのでよしとする!(ポジティブにいこう、そうしよう。)

以下、グレイマンシリーズ第二弾・暗殺者の正義の感想です。

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書くことについて ☆☆☆

本書はタイトル通りスティーブン・キングがこれまでの経験から「書くことについて」を語った本ですが、私はスティーブン・キングの小説を読んだことがありません。でも、小説を書くことに興味を持っていたのと、有名な作家ということは知っていたので手を伸ばしてみました。結果、読んでよかったと思います。

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「学力」の経済学 ☆☆☆☆

この本には一人の天才を育てる方法は書かれていません。天才を育てたい人は別の本を読むべきだと思います。(ただしどこかのだれかの子育て成功体験記を読んだとして天才を育てることが出来るかといえばNoといえるでしょう。そのこともこの本に書かれてあります。)

この本で語られているのは前半は子供を育てるときに気になる勉強について各家庭で実践できる方法の科学的根拠(エビデンス)に基づくアドバイス。後半は、地域の、ひいては国の子供達の学力の平均を底上げするための方法の提案であり、最終的には教育に科学的根拠(エビデンス)を用いて計画的に教育制度を整えてかなければならないということでした。

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ボーン・シリーズ ☆☆☆☆☆

来年にボーン・シリーズ第5弾がマット・デイモン出演で公開されると聞いて、ボーン・シリーズの全三部をシルバーウィーク中に見ました。前に見た時はぞれぞれそのDVDが発売されたときにレンタルして見ていたから、ぶっちゃけキャラクターやストーリーの繋がりが分からなくてただアクションがかっこいいーと思っていただけだったけども、今回通しで見て全体像が見えてきてより楽しかった。まあ、見ていた当時はまだ中学、高校の頃だったからストーリーを理解できてなかったのもあると思うが・・・。

 

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頭が真っ白になりそうな時さらりと切り返す話し方 ☆☆

この本は会議やプレゼンテーションで質問された時に頭が真っ白にならず即座に切り返して発言をするにはどうすればよいかという内容でした。

実を言うと私は普段の会話や日常で頭が真っ白になった時にどうしたらいいのかが書かれてるのかなぁと思って購入したのでちょっと趣旨が違っており(買う前にちゃんと確認しなさい)、最初の一行目「上司に突っ込まれた時、会議で発言を迫られた時、頭が真っ白になったことがありませんか?」という文章でいきなり突き放されました。

そんな会議に出席した経験ねーよと。笑

なので、企画や運営をゼロから考えたり立案したりするビジネスでバリバリ働く人たちが読む本だなぁと思いつつ読みはじめたのですが、これはビジネスだけじゃなく普段の会話や行動でも使えるポイントもありいくつか為になりました。

 

結論から言うと、見せかけじゃない内容の伴った自信を持つようにすることです。「物事を深く考え、表面的ではなく、的確にとらえる」ようになれれば良いのです。

 ただ、それが出来ていないから頭が真っ白になるし、考えが浅いと言われる。

 

では、どうすれば良いのか。

この本では以下のことがまず基本的なこととして挙げられていました。「物事を深く考え、表面的ではなく、的確にとらえる」ための基礎づくりのようなものです。

1.何にでも好奇心を持つ

2.好きなことを一つとことん追求する

3.気になったらネットですぐ検索する

4.感心したら人に話す

5.「ゼロ秒思考」のA4メモにも書いておく

6.考えることは楽しい

 

5の「ゼロ秒思考」はこの著者が書かれた別の本で詳しく書かれているそうですが、ざっくり説明すると、A4用紙に1分間でぱっと思い浮かんだ考えていることについて書くことで頭のなかが整理されるというものらしいです。

それ以外の項目で1〜3は物事を深く考えるための知識を蓄えて4でアウトプットするといったところでしょうか。人はアウトプットすることで知識が定着するので「人に話す」というのは理にかなってますね。ただ、私はそれが苦手なんです。人に説明するということ状況こそが頭が真っ白になる。

 まあ、こうやって書いていて思ったのですが、恐らく変なことを言っていないかとかちゃんと伝わってるだろうかとか考え過ぎで頭の思考が躓いてるのかもしれないです。もっと自分が関心したことぐらいラフに伝えよう。

この本でも自分が思っていることを素直に話すことですでに論理的で伝わる内容になっていると書いていました。 それを信じるしかない・・・。

 

土台作りのあとは、主に会議で質問された時に頭が真っ白にならないようにするための具体的な方法が解説されていました。会議の前に同僚やチームと一緒にプレゼンの事前練習を念入りに行って質問に慣れたり、問題解決への仮定を思考したり、質問された時にきちんとどういった意図の質問かを考え巡らせながらゆっくりと説明したりといった感じでした。

事前準備を入念にして、質問をしっかり聞く。いってみればコミュニケーションとして当たり前のことだと思います。 つまりそれが出来ていない人が多いということ。コミュニケーションは難しい・・・。