ねこのひとみ

本や映画の内容を忘れないようにする

猫の瞳

仮面病棟 ☆☆

読みはじめてすぐに思った印象。

読みやすい!フォントが大きくて読みやすいし、フォントが丸みを帯びててなんか可愛い!でした。


普段、ハヤカワ書房ばっか読んでるからこんな感想をもったんだよ。ハヤカワ書房のフォント小さくてスッキリした文字なんだよね。大好きです。


まぁ、フォントについてはこんなところで、本編は、医療ミステリーということでしたが、これまた読みやすくて分かりやすかった。そう、分かりやすかったんです。


何がって?


黒幕か。


もう、序盤から、あーこの人が裏で操ってる人かーっていうのが文章や状況からヒシヒシと感じちゃうんですよね。

で、思ってた通りの人が黒幕でちょっと物足りないなぁと。


あと、病院でどんな悪巧みをしていたのかもなんとなく予想がつく。手術室で処置するベットが2台あるってそれアレでしょってな感じで。理由も動機も悪巧み自体もよくある話だわぁ(いや、現実にはないんだろうけど)ってなって物足りない。


でも、作者が医者なだけあって医療に関することは言い回しとかが臨場感あって読んでてちょっと楽しかった。


もうちょっと、文章で誰が黒幕かミスリードして欲しいなぁ。それか舞台が二転三転してくれた方がハラハラドキドキするのに。

帯に書かれていた"怒涛のどんでん返し"が私には感じられなくて残念でした。








甲鉄城のカバネリ ☆☆☆☆☆

絵の力の入れ具合が凄い。人物も動きも背景も丁寧に描かれてて、全くこの世界の説明がされていないけども、絵だけで説得力と勢いがあった。
予備知識一切なしで見たけども、スチームパンクな江戸〜明治の日本観でゾンビものって事を説明なしで冒頭で把握できる。すごく見せ方がうまいだろうな。これがジャパニーズ・スチームパンク・ゾンビだ!

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カエアンの聖衣 ☆☆☆☆

「カエアンの聖衣」を読了。
アニメのキルラキルが好きだったので新訳版が出たので買ってみました。
そして、物語を読み終えた瞬間に、キルラキルが始まった感じがした。
かなり前向きに捉えるというか、服が仲間となったパターンが鮮血だ!って思った。この物語のラストはハッピーエンドともバッドエンドとも取れる。想像の余地が沢山ある。ペデルが持ち帰ったプロッシム植物をマストが発見して焼却してめでたしでもいいし、隠れて育ててスーツが完成し、そこれザイオード文明の崩壊の起点になるでもいい。終わったあとも想像できるのって楽しい。

セッション ☆☆☆☆☆

映画「セッション」を見ました。凄かったです。

最初は人と目線を合わせれない自信のないドラムの人がラストで鬼教師をがっつり睨んで鬼気迫る勢いでドラムを演奏し続けるのは熱かった。そして敵対してる2人の言葉にできない絆。(まぁ鬼教師の敵視はワザとでしょうが)

 

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鑑定士と顔のない依頼人 ☆☆☆☆

アマゾンプライムであったので事前情報なしに見てみましたが、面白かったです。

なにが面白いかって言えば、見終わったあとの余韻がすごい。ラストの風呂敷のたたみ方は不幸なんだけど幸福とも取れる。絵画と同じような感じ。一見綺麗に見えるけどよく見たら怖いモチーフがあるみたいな。 

 

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☆の基準メモ

☆の評価が曖昧でその時の気分でつけていたので簡単に☆の数の基準を考えてみた。

 

☆・・・・・・・面白くなかった&人にあんまりオススメできない。

☆☆・・・・・・面白くなかったけど、人によっては面白いかも。

☆☆☆・・・・・面白かったけど、人によるかも。

☆・・・・面白かった!人に勧めれる。

☆・・・とにかく読め!!見ろ!!

 

こんな感じかな。(2017年改定)

 

改めて考えてみたら、自分の感性を基準にしたものと他者を意識した基準が自分の中で同時に存在してる。

周囲の目を気にする性格がここでも表れるかぁ・・・・笑

 

まあ、ここで書く感想文は自分のために書いてるからできるだけ他者の視線は意識しないでいこう。